「ふぅ~ん、真田丸」小ネタ(1) 名前表記

「幸村か信繁か」

真田幸村を扱うと必ずこの名前問題に直面します。
「ふぅ~ん、真田丸」ではどうしたかというと、「あくまでフィクション」であることを前提として、「幸村」で統一させていただきました。

2015-12-21 12.25.19

一応本編にもその旨を一言添えさせていただきました。

個人的にはフィクションを語るときは幸村で、
史実を基にした書籍のライティングでは信繁で、
幸村表記がデフォルトの場合は、「信繁である」ことを断った上で幸村表記に統一しております。

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仙台真田氏十三代目当主・真田徹氏はご自身の著書「真田幸村の系譜 直系子孫が語る四〇〇年」で以下のようにおっしゃっております。

強いて言えば識別符号のようなもので、信繁であっても幸村であっても固体には何ら代わりがあるものでもないのである。

本書を監修した仙台真田氏研究家で『仙台真田代々記』著者の小西幸雄先生は、兄信之が側近に語った記録の中に「弟は幸村に改名した。色々言われているけど取り上げるに及ばない」という記述があるとおっしゃっています。幕府、松代藩、仙台藩の公式文書も幸村名を使っている点についても触れて、「間違いではない」ということを主張されています。

とはいえ信繁を名乗った期間の方が長かったわけで、「ふぅ~ん、真田丸」でもどこかのタイミングで幸村に改名するシーンを入れるべきか否か悩みました。

が、フィクションであること、あくまで筆者のフィルターを通したキャラクターであることを主張するために、あえて最初から「幸村」で通しました。

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逆に兄の信幸は物語の中で改名させ信之に。
・読み方が変わらないのでキャラクターのイメージが損なわれない
・昌幸・幸村父子の助命嘆願の恩情を受けての改名であり物語を彩るエピソードである
この二点に重点を置き採用しました。

というわけで、諸々の理由で名前を決定したという小ネタでした。

「信繁じゃないのかよ!」とツッコミたいところだと思うのですが、ご容赦いただけたら嬉しゅう存じます。


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